こんにちは！古川塗装工芸社です。

先日、郡山市で外壁塗装の施工をさせていただきました。
その際の様子をお伝えしようと思います。

今回ご依頼をいただいた住宅の外壁はPC（プレキャストコンクリート）造り。
リシンが吹き付けられており、クラック（ひび）が入っていました。

「PC（プレキャストコンクリート）」とはあらかじめ工場などで作成したコンクリート材のことで、運べる大きさにしたPCを現場で組み立てる工法をPC造りといいます。
マンションなどに多く利用される建材・工法です。

「リシン吹き付け」とは外壁の塗装仕上げのひとつで、上塗り塗装の際に小さな石や砂を混ぜてスプレーガンで吹き付けたものです。
とてもザラザラした質感で、細かな凸凹がある仕上げになります。
おそらくですが、皆さんが一度は目にしたことのある外壁なのではないかなと思います。

ただこのリシン吹き付けは一般的な塗装に比べて塗膜が薄いため、クラックが発生しやすいというデメリットがあります。
今回のお宅でもリシンの壁にクラックが発生してしまっていました。

状態をしっかりと確認してから、作業開始です。

まずクラック部分のリシンをサンダー（電動やすり）で落とし、補修をして再度リシンの模様を既存のものと同じように吹き付けをして仕上げました。

破風、付け柱は木製の為、防腐、防カビ、防虫の材料で仕上げています。
木製部分も傷んでしまっては大変ですからね。

そして今回、一番特徴的だった施工が「こうもり避け」です。

お客様のご要望で、こうもりが軒天に止まるから何とかならないか？ということだったので、こんな風に糸を張り、こうもりが入らないようにしました。

こうもりは目ではなく超音波で周りの状況を判断します。
糸を張ることで超音波の邪魔になり、目的の場所がわからなくなります。

こうもりの中には家の軒天や天井裏に巣を作る種類があるそうで、棲みつくと糞による臭いの被害や、こうもりが持つ菌や寄生虫で健康被害を引き起こす恐れがあるそうです。

こうもりそのものは大人しいので襲ってくることはないようなのですが、見つけたら早めに対策をした方が良いでしょう…。

クラック、こうもり避けが完了し、作業終了です。
ご依頼いただき誠に有難うございました！

外壁のお困りごとの他、今回のように「こうもり」でお困りの際もぜひ当社にご相談ください！
迅速に対応させていただきます。

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